このブログについて - About this Blog

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Wednesday, June 20, 2012

日本の国際的影響力低下を実感

最近はワシントンDCで色々な講演に参加させてもらっているが、日本にまつわる話になると、悲しい事ではあるが、日本の国際的に持つ影響力と言うものが薄れてきているように思えてならない。

最近の地方紙で読んだのだが、アメリカ人に対するアンケートの結果が悲しいものだった。東アジアのうちアメリカの最も大事なパートナーはどこかと言う問いに対し、一番多かったのが中国、次に日本、最後に韓国だった。たかが1アンケート、されど大規模アンケート、無視はできまい。

日米安全保障条約と言うものがあるが、確実に日本がアメリカの下に来る関係になっている。この条約があるからパートナーと言えるわけではないのも確かだ。

今やGDPでは中国に抜かれた日本。私は個人的には、日本人は必ずしもGDPの向上を望んでいるようには思えない。中国はGDPを上げるべく経済政策をとってきたように思えるが、日本に関しては経済成長の末にたまたま世界2位まで登れることが出来たにすぎないと思う。そういう意味で日本のGDPが相対的に低くなってきている点については気にしないが、それが原因で他国から見下されるのであれば事態は別だ。

イギリスなどはGDPが低かろうと世界で一定の地位は保っているように思う。日本も世界において何かしら胸を堂々と張っていられる地位が必要だ。

日本の車産業は素晴らしく、世界各国に輸出され愛されている。とは言っても、近頃韓国車などの普及を無視できないのが事実だ。
アメリカ人にとっては日本も韓国も差を大して知らない人が多い。アジアと言う言葉でひとくくりにされがちである。だから、そういう人たちにとっては日本車も韓国車も差が特になく、韓国車の方が安いからと言って買ってしまう。Toyotaのブランド力は強いが、日本の国そのもののブランド力、つまりソフトパワーを鍛え上げられなければならない。

マンガやアニメはこちらでも人気のあるソフトパワーだ。日本にしかない日本にしか作れない日本のクオリティをもっと広めていくべきだ。

話は戻って世界的影響力の問題。アジア地域の経済の話になれば、日本経済は停滞しているからと多くは語られず、話題は中国中国中国・・・。軍事の話になれば、日本はアメリカに頼ってるし大した軍拡もしてないからと言われ、話題は中国中国北朝鮮北朝鮮・・・。政治の話になれば日本は国内の問題が多すぎるからしばらく何もないだろうと言われる。

参加した多くの講演で得た日本の印象はこうだ。力を失い、それを取り戻す力に劣り、どんどん見下されていく国。

色々な講演に参加した感想でした。

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